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猿島

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無人島・猿島!今をときめく女性シンガー椿優衣さんと巡る旅

無人島・猿島 横須賀観光

東京湾に浮かぶ無人島 猿島。
明治17年(1884年)に東京湾要塞に属する沿岸砲台として猿島砲台が作られました。国の史跡や日本遺産にも登録されています。

今回は横須賀出身の女性シンガー椿優衣さんと一緒に猿島を堪能してきました。

昨日から降り続いた雨が止み、嬉しさのなか三笠ターミナルに集合。
猿島行きの11時30分の便に乗船します。(運航時刻表はこちら

船に乗るのは久しぶりのため、ドキドキ、ワクワクします。
出港すると三笠ターミナルからどんどん遠ざかり市内が一望できます。「あの高いビルは何?あっちはベース?」と海の上から眺める光景は新鮮です。

約10分で猿島に到着しました。
上陸して目に飛び込んできたのは、透明感のある海の美しさと空の広がり。思い切り腕を伸ばして、爽やかな空気を思い切り吸い込みます。

「どこから行く?」「全部回りたいね!」「食事はあとから食べようか」と計画するのも楽しい時間。
兵舎→弾薬庫→レンガ造りのトンネルと地図に沿って猿島探検に出かけましょう!

 

発電所

歩き出してすぐに見つけたのは、高い煙突がある建物です。

【時代背景】
●猿島砲台は明治14年(1881年)11月5日に起工し、明治17年(1884年)6月30日に竣工
●明治17年(1884年):横須賀鎮守府を設置
●明治27年(1894年)〜明治28年(1895年):日清戦争

この建物は明治28年(1895年)に完成した蒸気機関による発電所です。ここで作られた電気は島の中央部にある”夜間に海面を照らす電燈”に使用されていました。
電燈は夜間戦闘に備えるためのものです。

猿島といえば「自然豊かな美しい無人島」というイメージですが、横須賀の歴史を辿る時には重要な島であったことを、さらにこれから知ることになります。

 

猿島砲台

整備された遊歩道に沿って歩いていきます。この道は露天掘りの切り通しです。

露天掘りというのは、地表の土や岩石を取りのぞきながら地下に向けて掘っていく方法です。掘られた140年前はもちろん重機などはないため、全て手掘りです。
さぞかし大変な作業だったでしょう。むき出しの岩肌に、圧倒されます。

 

旧要塞跡

猿島砲台内には、兵舎や弾薬庫など各施設が塁道(るいどう)という道でつながっています。道の両側は石積みされており、建物はレンガ造りです。
長い年月をかけて風化したレンガは独特の味わい。

弾薬庫入り口のアーチ部分の整然とした美しさに引き込まれます。これは明治20年以前に主流であった「フランス積み」です。
現存するフランス積みの煉瓦建造物は全国でも数箇所しかないため、土木遺構としても価値が高く、多くの技術者も見学に訪れています。

その向かいには明治20年以後に作られた「イギリス積み」の建物が共存しています。
ここでパシャリ!

椿さん、もしかして猿島の「猿」ポーズですか?!

 

掩蔽(えんぺい施設)

弾薬庫を通り過ぎると、両側に階段が作られた建物があります。
シンメトリーの美しさと廃墟となった建物の風合いと質感、建物に沿って伸びる植物の光景に吸い込まれます。

どのくらいの年月をかけて、ここまで苔生したのでしょうか。
苔に覆われた石が美しく緑色に輝いています。

 

愛のトンネル

フランス積みのトンネルは全長90m、幅4mあります。弾薬庫などの地下施設が多数作られています。地上に上がる階段からは光が差し込みます。
このトンネルもフランス積みです。見渡すと美しい模様が浮き上がっています。

暗いトンネル内をカップルが歩くと自然に距離が縮まることから、愛のトンネルとも呼ばれるようになりました。
100年前のトンネルは神秘的で、ここが横須賀であることを忘れてしまいそうです。

トンネルを抜けると、草木が覆う重厚感のある岩壁の荘厳な光景へと辿り着きます。
降り注ぐ光とふわっと通り抜ける風。

ここを訪れた誰もが”空から女の子が落ちてくる”あのジブリ映画のようだと感動に包まれます。

 

最北端部 砲台跡

猿島の最北端の砲台跡です。目の前には東京湾が広がり、第二海保や千葉県富津市を眺めることができます。
タンカーがゆっくりと進む光景に癒されます。

この下には弥生時代中期から古墳時代後期に利用されていた日蓮洞窟(猿島洞穴)があります。弥生時代の人々もこの青い海を見ながら生活していたのでしょうか。

東海岸のオイモノ鼻広場に到着しました。目の前は観音崎方面です。
見渡す限り海が広がる絶景です。

この周辺には幕末に江戸湾防衛のために建設された卯ノ崎台場がありました。
これだけ見渡せる場所であれば、防衛のために猿島がいかに重要であったか、よく分かります。

透き通る海をバックにすると、まるで映画のワンシーンのようですね。
広場にはテーブルやベンチがあるため、腰を下ろしてゆっくりと海を眺めることができますよ。

 

展望広場

オイモノ鼻広場からさらに歩き、108段の階段を上がると展望広場に到着します。上り切った先には美しい眺望が広がり、一瞬で目を奪われます。
晴れの日は横浜のランドマークタワーまで見えますよ。

展望台は数多くのロケ地や物語などに登場しています。思わず甲高い声で「イーッ!」と言ってしまいそうですね。

 

猿島で唯一のテイクアウトレストラン


散策を楽しんだあとは食事やスイーツを楽しみましょう。
猿島で唯一のテイクアウトレストラン「Oceans Kitchen」では、地元横須賀の食材を使ったメニューが豊富です。
メニューはこちら

どれも美味しそうで、お腹が「ぐぅ〜」と鳴ります。

猿島プリンは牛乳も卵も横須賀市内の生産者から仕入れています。
関口牧場の新鮮な搾りたて牛乳と安田養鶏場のコクのある卵4種のブレンドシュガーで作られたプリンは猿島でしか販売していないプレミアムな商品です。

プライド”ポテトはカレーの街よこすかにちなんだ、スパイシーなカレー味。外側はカリっと中は“ほっくほく”のポテトは病みつきになります。

イチオシは今話題の『まぐろいも』です。
マグロ加工の際に出る廃棄物を肥料に使用し、栽培したサツマイモ。ねっとりとして濃厚な蜜の甘さがたまりません。ジェラートにつけて食べると最高ですよ。

「んー!!!濃厚!」とプリンの美味しさに感動する優衣さん。
美しい海が見えるテラス席で、波の音と風を感じて美味しいものゆっくり楽しみます。

撮影した写真を見せながら、「レンガの建物が素晴らしかったね」「トンネルを出たところが、神秘的だった」と話が尽きません。

 

最後は砂浜

一休みした後には、砂浜で遊びましょう。
寄せては返す波は、時を忘れて見入ってしまいます。

足元には貝殻や流木、シーグラスがいっぱいで、かわいい形の貝殻を見つけるのも楽しみです。

帰りの船は14時45分。
そろそろ、旅は終わりに近づきます。

猿島の美しい自然と歴史的な砲台跡が織りなす景色感動です。
役目を終えた建物は月日の流れとともに「趣」という輝きを纏い、若々しい生命とともに今も息づいています。
四季折々に表情を変えて、来る人を歓迎してくれますよ。

一人でもご家族や友人、大切な人と猿島で過ごしたなら、きっと心に残る思い出になりますよ。
ありがとう、猿島!椿優衣さん、ありがとう! きっと、また会える!


★「無人島・猿島」公式HPはこちら

★無人島・猿島探検ツアーの詳細はこちら
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