あたらしい猿島が、動き出す── 2025年、猿島航路再開30周年。

あたらしい船タイムライン

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  • 【船のカナメ】造船のはじまりは船底から!

    • 新造船PROJECT

    2023.11.09

    着々と進んでいる「あたらしい船」づくり。

    造船所では、別の工場で作られた船の各パーツを溶接したり組み立てたりと、イメージが湧きやすい言葉で言えば〝プラモデル作成〟のようなことを行います。
    どの船も、船底から作りあげていくそうで、船底は船の〝カナメ〟ともなる部分です!

    いよいよ、組み立てが始まってきました。
    これは船体の外側、実際に海面に浮く(面する)部分となる「外板」となる部分で、今回の船でいうと下記部分になります。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    実際に立ててみると、それっぽい感じに見えますね。
    この大きさの外板を4つほど連ねると、あたらしい船の外板片側部分の全てになるそうです!

    初めて外板の写真を見たとき、骨となる部品がかなり多いな、と思いました。

    これは、海に面する部分であるため、波の衝撃や海中の何かに当たってしまっても、簡単に凹んだりしないようにここまで骨が密になっているそうです。

    お次はこちら。

    これは、胴体と胴体を繋ぐ「連結部分」。

    船底の〝お腹になるところ〟と言えば、なんとなくイメージが湧くでしょうか。
    当社船舶「Sea Friend ZERO」でいえば、この部分です。

    今回の「あたらしい船」は、2つの胴体(船体)からなる「双胴船」になります。
    ある意味、この連結部分は、双胴船ならではの部分なのかもしれませんね!

    ちなみに、双胴船の強みは、なんといっても〝横揺れに強い〟こと。
    猿島は沖合に浮かぶ島ですので、周辺海域の波が高いこともありますが、双胴船であればより安全に運航することができます。

    以上、船底部分を主に紹介させていただきました!