- あたらしい猿島が、動き出す── 2025年、猿島航路再開30周年。
あたらしい船タイムライン
2023年11月
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これもバウ?あれもバウ??どれがバウ???
- 新造船PROJECT
2023.11.27
以前「【超気になる】あの部分、なんて呼んでいますか?」にて、バウ(船首)のお話をさせていただきました。
あれから新しい写真が造船所より届き、なんだかバウについて進展?が…。
というわけで、コチラ。
これは、「右舷船体部」の写真となります。
この写真だとさかさまなので、ひっくり返してみると…
建造がかなり進んできましたね!
ここで、〝バウ〟についてなんです。あれ、この赤丸部分、バウじゃない!?
完成予定の船と照らし合わせてみると。
そうなんです。
やっぱりバウなんです。以前のタイムラインで紹介したバウの部品とその場所ですが、実は間違っていました。
誤った情報大変失礼いたしました…。
以前のタイムラインでは、↑の部品がバウだと思っていました。
ただ、先ほど判明したように、バウはすでに「右舷船体部」にて造られていました。となると、この部品は一体なに!?
実は。
これは「船首連結部」の写真なのですが、ここに溶接されていたんです。あたらしい船でいうと…
ここの部分。…むむ?
「船首連結部」に溶接された部分が、船底の赤色の先端箇所に該当するのでは。
はい。
やはりそのようで、以前紹介した部品は赤丸部分の位置が正しかったのです。そしてこの部分、なんて呼ばれているかというと、これまた「バウ」みたいなんです。
社内の船長にもインタビューすると、「バウじゃない?バウだと思うよ。バウバウ。」とのこと。もう!
バウややこしすぎる!
最後に思わず、心の声が漏れてしまいました。これにて、バウ編は終了?となります。
ぜひ次回もご覧ください!
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【何事もバランスが大事】船も同じです!
- 新造船PROJECT
2023.11.16
絶賛建造中の「猿島のあたらしい船」
シンメトリー(左右対称)なデザインが目を引きます。
このデザイン、さらには見えない内部にも工夫が隠されている。
今回はそんなお話です!
造船所に出現したのは大きな箱が2つと、小さな箱が1つ
「収納ボックス?」
いえいえ、これ、タンクなんです。
大きな箱は、エンジンを動かすための軽油が入る〝燃料用タンク〟
どこに設置されているかというと・・・
お客様が乗船する1階客室の、さらに下にあります!
なぜ2つあるのかというと、この船にはエンジンとスクリューが2つずつあるから。
それぞれに独立して燃料用タンクがあるんです!さらに、独立していることで、左右の重さのバランスも整います。
※ちなみに船は進行方向(まえ)を向いて、左を「左舷」、右を「右舷」といいます!そして小さな箱は、お手洗いなどに使う水を入れる〝清水(せいすい)用タンク〟
「あれっ?ってことは清水用タンクは1つしかないの?バランス取れなくない?」
と思ったあなた、鋭いです!
実は・・・
じゃん!!
そう、清水用タンクはたしかに右舷側に1つだけ。
でもその反対側には、船内の照明や空調に使う電力を生み出す〝発電機〟が設置されています!
1つしかないモノ同士で、重さのバランスをとっているんです!
「人という字は、人と人とが支え合っている」というどこかの先生の名解説も思い出されます。
以上、現場からでした!