あたらしい猿島が、動き出す── 2025年、猿島航路再開30周年。

あたらしい船タイムライン

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  • 【進水式】新造船NEW KUROFUNE、海へ!【船に命が宿った瞬間】

    • 新造船PROJECT

    2024.04.01

    2024年3月25日、ついに新造船「NEW KUROFUNE(ニュークロフネ)」が進水式を迎えました!

     

    起工式から約半年。
    無数に積まれていたアルミ板が組み合わさって、こんな形になるとは!

     

     

    今回の船も、現場の造船所にはトライアングルのスタッフが足繁く通って現地の職人さんたちと一緒に作業をしていました。
    船づくりの最初から、自分たちが乗る船を細かく見て調整していくのが当社の伝統。
    こうして船を知り尽くしているからこそ、急なメンテナンスがあっても自分たちで対応できるのです。

    その1人であるベテランT船長によると、「『NEW KUROFUNE』は1人でも多くのお客様に乗っていただくために、本当に細かいこだわりがあったんだよね!」と教えてくれました。
    おおお、それじゃあ今までの船とはケタ違いに大変だったのでは?と聞くと・・・

    え?ぜんせん

    というお言葉が(笑)。
    過去に3隻同じ造船所でつくってきただけに、そのノウハウの蓄積と職人さんたちとの絶妙なチームワークはとても大きい財産なのかもしれません。

    ちなみに〝細かいこだわり〟は─── 乗ってから皆さん、ぜひ見つけてみてくださいね!

     

    さて、気になる進水式のようすはこちらにも動画付きでありますが、今回は別角度から!

     

     

     

    ひゃー、何とも地味!!

    しかし確実に、あたらしい船に命が吹き込まれたのでありますっ。

     

    さて、このタイムラインを見ていただいている皆さんには、マニアックな視点のこの記事、ぜひおススメです。↓↓

    【新造船世界最速レビュー】NEW KUROFUNEの「進水式」に潜入!【阿部ちゃんの渾身レポ】

    ちょっと感動的なレベルの進水式&新造船レビューになっているので、必見です!

     

    まだまだこれから続いていく船づくりのようすは、引き続きこのタイムラインでお届けしていきます!

  • 船はどうやって止めている?

    • 新造船PROJECT

    2024.03.13

    こんにちは!

    前回のタイムラインで、2階まで建造が進んでいる様子をご紹介しました。
    また、「操舵室をなぜ〝ブリッジ〟と呼ぶの??」にて紹介した操舵室も取り付けが完了しています!

     

    実は、1階に操舵室を設けた船舶は当社では2隻目となり、もう1隻はYOKOSUKA軍港めぐりで活躍中の「Sea Friend7」です。
    主に猿島航路で活躍中の「Sea Friend ZERO」や「Sea Friend8」、「Sea Friend1」は2階に操舵室があります!

    1階と2階、双方にメリットデメリットはありますが、やはり大きな違いは〝眺め〟です。
    そして、この眺めによって桟橋への船の止めやすさ(着桟作業)が変わってきます

    そもそも、どうやって船を止めているのでしょうか?

    まず、船にはスクリューが備わっており、これを回転させることで前に進み(前進)、逆回転をさせることで後ろに進む(後進)ことができます。
    (船が動く仕組みはこちらの記事をご参照ください!)

    船を止めるときは、まずは前進していたスクリューを止め、自然に速力を低下させ、ある程度減速したらスクリューを逆回転させて止めていきます。
    そして最後に桟橋とロープで繋ぐなどして着桟をします!

    なので、車のようにブレーキは使わないのです!
    (そもそも、ブレーキ機能が備わっていません。)

    ちなみに、船を止める作業は至難の業
    その時の「風向き」や「風速」、そして「潮の流れ」をすべて計算して船を止める必要があります。
    車の駐車に慣れるまで苦労した方も多いかと思いますが、船はそれ以上に難しいかもしれません。

    というわけで、「船を止めるために意識していることは?」と、船長にインタビューしてみました!

    ベテランT船長「まずは、風と潮の流れをよく観察。そして自分の頭の中でラインを描いて、そのラインからズレないよう船の軌道を微調整しながら止めていくよ!」
    と、「今のちょっとカッコよかったでしょ?(笑)」とはにかみながら答えてくれました。

    でも、本当に船長ってカッコイイなぁ。
    当たり前のように毎日安全に離着桟していますが、確かな技術があるからこそですね。

    以上、船の止め方についてご紹介でした。

    次回もお楽しみに!